あーとのつくえ

ひとの目、驚異の進化 マーク・チャンギージー 柴田裕之訳

目も鼻も耳も興味がある

この本を手に取った理由はかんたん

「顔に興味があるから」

 

 

似顔絵の仕事を長いことやっていると

疑問を持たずにいた人の顔について

なんでこんな形なんだろう?

なんでここについてるんだろう?

なんだか、どんどん気になってきたのです。

 

 

この本は「目」の役割、進化について特化した本

「ほうほう、なるほど!そうかも!」と思ったことのなかで

特にうなずいたことは

肌の色について

 

似顔絵描いてると肌の色を塗る機会は無限にあります

けど、肌色って何色だ?

という疑問がずーっと心にあって、もやもやもやもや

この色を基準にしよう!というのを決めて

赤み、青み、茶などを混ぜていく方法をとっていますが

実のところ、いまだに何色なのか理解できていません。

 

この本にはこう書いてありました。

 

「自分の肌が「色がついていない」ように見えるのは、

自分自身の体の味や匂いや温度が知覚されないのとちょうど同じだ。

 

 

つまり、自分自身の肌が基準らしいのです!なるほど。

毎日毎日見る肌を色がついている!と知覚してしまうと

ちょっと赤い、ちょっと青白い という

些細な変化に気づけないということみたいです

 

ということは、基準を決めて色をたしていくという絵の描き方は

色のとらえ方から考えても、あながち間違いじゃないのかなと。

 

 

漫画の集中線や走ってる残像表現は錯覚からはじまってる

 

考えてみればあたりまえかもしれないんですが

こういうやつや

 

 

こういうやつのこと。

 

 

中心のものに注目するように誘導するズームの線

走ってるように見えるよう残像の線

錯覚によってそんな風に見える効果があり

 

漫画のキャラクターが動いて見える錯覚の手助け線が

効果線と呼ばれるものなんだそうで。

 

漫画で育ってきた私は、なにも疑問に思うことなく

 

走るときはこう!

注目してもらうときにはこう!

決まっているんだと思ってました。

 

 

錯覚の線を漫画の効果線を最初に使ったひと

すごい発見だっただろうな。

映画のようなカット割りを最初にした漫画家は

手塚治虫氏らしいのですが

効果線も、もしかしたら…???

 

 

 

そのほかいろいろ

なぜ、ひとの目は横ではなく前についているのか

自分の鼻は透明でみえていること

など、盛りだくさんです。

 

 

 


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